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木の家の価値はこれで決まる。「真壁づくり」で建てるひのきの家の7つのメリット
投稿日:2025.10.31

「木の家」と聞いて、あなたはどんな空間を想像しますか?
 柱や梁が力強く露出した、どこか懐かしい、ぬくもり溢れる空間。それは、日本の伝統的な建築工法である「真壁(しんかべ)づくり」によって実現されています。
 サイエンスホーム岡崎店が採用するこの真壁づくりは、単にデザインが優れているだけでなく、健康、耐久性、そして快適性において、現代の家づくりにおいても計り知れない価値をもたらします。特に、国産のひのきと組み合わせることで、そのメリットは最大化されます。
 この記事では、木の家の価値を決定づける「真壁づくり」の秘密を解き明かし、ひのきの家で実現する7つの具体的なメリットを詳しく解説します。
 目次
 
- 真壁づくりとは?日本の伝統が育んだ心地よさの秘密
- 「真壁づくり」で建てる、ひのきの家の7つのメリット
- 「真壁づくり」の魅力を体感できるサイエンスホーム岡崎店の施工事例
- 「真壁づくり」は、木の家の本当の価値を引き出す工法です
真壁づくりとは?日本の伝統が育んだ心地よさの秘密
柱や梁を「見せる」伝統工法「真壁づくり」

日本の木造住宅には、壁の作り方が大きく分けて2種類あります。 一つは、現代の住宅で主流となっている、柱や梁を壁紙(ビニールクロス)などで完全に「隠す」工法=「大壁(おおかべ)づくり」です。
 「大壁づくり」は、壁紙のデザインを自由に選べる、施工効率が良いといったメリットがありますが、家を支える大切な構造材である「木」は壁の内側に密閉されてしまいます。
それに対し、私たちが採用しているのが、柱や梁をあえて室内に「見せる」工法=「真壁(しんかべ)づくり」です。
 「真壁づくり」は、古くからの日本家屋や神社仏閣にも用いられてきた日本の伝統工法です。では、なぜわざわざ柱や梁を「見せる」のでしょうか。それには、木の家の価値を最大限に引き出すための、明確な理由があります。
1. 構造そのものが「デザイン」になる美しさ

「真壁づくり」の最大の魅力は、その唯一無二のデザイン性です。 規則正しく並んだひのきの柱、天井を走るダイナミックな梁。これら構造材そのものが、空間を彩る最高のインテリアとなります。ビニールクロスでは決して表現できない、本物の木が持つ重厚感、温もり、そして高級感が、空間に奥行きと落ち着きを与えてくれます。
2. 木が持つ「力」を100%引き出す
 「大壁づくり」では壁の内側に隠されてしまう木も、「真壁づくり」では常に室内の空気に触れています。 これにより、ひのきが持つ優れた「調湿効果」(湿気を吸ったり吐いたりする力)が最大限に発揮され、室内は一年中快適な湿度に保たれます。また、ひのきの香り(フィトンチッド)も室内に広がり、リラックス効果をもたらします。
「大壁づくり」では壁の内側に隠されてしまう木も、「真壁づくり」では常に室内の空気に触れています。 これにより、ひのきが持つ優れた「調湿効果」(湿気を吸ったり吐いたりする力)が最大限に発揮され、室内は一年中快適な湿度に保たれます。また、ひのきの香り(フィトンチッド)も室内に広がり、リラックス効果をもたらします。
まさに木が「呼吸」し、生きている家となるのです。
3. 家の耐久性を高める「安心感」

構造材が常に見えているため、万が一の雨漏りやシロアリの被害があっても、すぐに発見し対処することができます。
「大壁づくり」のように「壁を剥がしてみたら中が腐っていた」というリスクが低く、家の健康状態を常に目で確認できる安心感は、家を長持ちさせる上で非常に重要です。
伝統工法の「弱点」を、現代技術で「最強」に

これほどメリットの多い「真壁づくり」ですが、かつては「断熱性・気密性を確保しにくい」(柱と壁の間に隙間ができやすい)という弱点があり、それが「真壁造り=寒い」というイメージにつながっていました。
しかし、サイエンスホームは家全体を高性能な断熱材で外側から丸ごと包み込む「外張り断熱」工法を採用しています。 これにより、「真壁づくり」の弱点だった断熱性・気密性を完璧に克服しました。
 室内では「真壁づくり」の美しさや木の恩恵を存分に味わいながら、家の性能としては現代の基準を遥かに超える「高気密・高断熱」を実現する。 これこそが、木の家の価値を真に引き出す、最強の組み合わせなのです。
「真壁づくり」で建てる、ひのきの家の7つのメリット

「真壁づくり」と、木材の王様「ひのき」が組み合わさることで生まれる、7つの具体的なメリットをご紹介します。 まずは一覧表で、7つのメリットと、それによってもたらされる「暮らしの価値」をご覧ください。
| メリット | 詳細(サイエンスホームの強み) | 関連する暮らしの価値 | 
| 1. | ひのきの「調湿効果」を100%引き出し、室内を快適に保つ | 健康・快適性 | 
| 2. | 柱や梁が空間を彩る、開放的で美しいデザイン | デザイン性・空間の広がり | 
| 3. | 木の香り(フィトンチッド)が五感に働きかけ、心身をリラックスさせる | 健康・リラックス | 
| 4. | ビニールクロス等を減らし、化学物質の少ない健やかな空気環境を実現 | 健康・安全性 | 
| 5. | 弱点だった断熱性を「外張り断熱」で克服し、夏涼しく冬暖かい | 快適性・省エネ | 
| 6. | 構造材が常に見え、点検やメンテナンスが容易で家が長持ち | 耐久性・資産価値 | 
| 7. | 高断熱と調湿効果の相乗効果で、光熱費を大幅に削減 | 省エネ・経済性 | 
1. ひのきの「調湿効果」を最大限に活かせる
木には、湿度が高い時は湿気を吸い、乾燥している時は湿気を吐き出す「調湿効果」があります。
「大壁づくり」では、この木が石膏ボードやビニールクロスで覆われてしまうため、木が「呼吸」できません。
一方、「真壁づくり」は柱や梁が室内に露出しているため、ひのきが持つ優れた調湿効果を100%発揮します。梅雨のジメジメや冬の過乾燥を和らげ、一年中カラッと快適な空気環境を保ちます。
2. 視覚的な美しさと、木の温もりに満ちた開放感
「真壁づくり」の最大の魅力は、そのデザイン性です。
規則正しく並んだひのきの柱、ダイナミックに架かる大きな梁。これらが空間のアクセントとなり、視覚的な美しさと温もりを与えてくれます。 また、壁で覆い隠す「大壁づくり」に比べ、柱や梁が見えることで空間に奥行きと開放感が生まれ、部屋がより広く感じられる効果もあります。
3. ひのきの香りがもたらす、深いリラックス効果
ひのきの香り成分「フィトンチッド」には、森林浴と同じようなリラックス効果や、自律神経を安定させる効果があることが科学的にも証明されています。
(参考記事:なぜ“ひのきの家”は心地よい?科学が証明する3つの健康効果とリラックスの秘密)
「真壁づくり」は、ひのきの表面積が室内に多く露出するため、家全体がひのきの香りに包まれます。家にいながら毎日森林浴をしているような、深い癒やしを得られます。
4. ビニールクロス等を減らし、健やかな空気環境を実現
「大壁づくり」で一般的に使われるビニールクロスは、化学接着剤を使用して施工されます。
「真壁づくり」は、壁の面積自体が少なく、柱や梁は木そのものを見せるため、ビニールクロスや接着剤の使用量を大幅に減らすことができます。 
 ひのきが持つ天然の空気清浄効果と相まって、アレルギーなどが心配な方や、小さなお子様がいるご家庭にも安心な、健やかな空気環境を実現します。
5. 【重要】「外張り断熱」との併用で、弱点のない高断熱住宅に

これまでの「真壁造り」の最大の弱点は「断熱性」でした。
柱と柱の間に断熱材を充填する方法では、どうしても柱の部分が熱橋(熱の逃げ道)となり、隙間もできやすかったのです。
しかし、サイエンスホームは家全体を高性能な断熱材で「外側から丸ごと覆う」=「外張り断熱」工法を採用しています。 この工法により、「真壁づくり」の弱点だった断熱性・気密性を劇的に向上させました。「真壁づくり」のメリット(木の心地よさ)と、「外張り断熱」のメリット(高性能)を両立できる、最強の組み合わせです。
6. 構造が見える安心感と、容易なメンテナンス性
「大壁づくり」は構造材が隠れているため、壁内結露によるカビや腐食、シロアリの被害などに気づきにくいというリスクがあります。 「真壁づくり」は、大切な柱や梁が常に目に見えている状態です。
万が一、雨漏りやシロアリの被害があってもすぐに発見・対処が可能です。 構造材の健康状態がいつでも確認できる「安心感」と、メンテナンスのしやすさは、家を長持ちさせる上で非常に重要なポイントです。
7. 光熱費を削減する、優れた省エネ性能
メリット5で解説した「外張り断熱」と「真壁づくり」を組み合わせることで、家は魔法瓶のような高気密・高断熱空間になります。
さらに、ひのきが持つ調湿効果が、エアコンや除湿器・加湿器への依存度を下げてくれます。
夏は涼しく、冬は暖かい。
最小限のエネルギーで一年中快適な室温を保てるため、月々の光熱費を大幅に削減できる、家計にも地球にも優しい家が実現します。
「真壁づくり」の魅力を体感できるサイエンスホーム岡崎店の施工事例
記事でお伝えした「真壁づくり」のメリットを、私達サイエンスホーム岡崎店の実際の施工事例でご覧ください。 
 ひのきの柱や梁が、いかに空間を美しく、心地よく演出しているかをご確認いただけます。
岡崎市の遊び心あふれる掘り下げリビングのある、ひのきの家

木のぬくもりに包まれる、安らぎの家
 
 

庭を眺める、明るいダイニング
 
 

開放感を生む、美しい吹き抜け
 
 

木の質感を楽しむ、お洒落なキッチン
 
 
「真壁づくり」の醍醐味である、構造材を現しにしたダイナミックな吹き抜けが印象的なお住まいです。リビングに差し込む光がひのきの木肌を美しく照らし、一日中木の温もりを感じられます。
 ▶︎ひのきが美しい「真壁」の家をさらに見る
豊田市の”好き”を詰め込んだクリエイティブな木の家

柱や梁が空間を彩る、和モダンなテイスト
 
 

光あふれる小上がり畳リビング
 
 

どこを歩いても木の香りがする廊下
 
 

木の質感を生かした造作収納
 
 
目に見える柱や梁はもちろん、床にもふんだんにひのきを使用。家全体がひのきの香りに包まれる、まさに「真壁づくり」ならではの心地よさを実現しました。
家族が自然と集まる、温かい空間です。
 ▶︎ひのきが美しい「真壁」の家をさらに見る
岡崎市の壁一面の本棚と薪ストーブのある和モダンな家

吹き抜けと力強い梁が美しいLDK
 
 

造作本棚と2階をつなぐ木の格子
 
 

家族と繋がる古民家風アイランドキッチン
 
 

光と影が美しい、障子のある縁側
 
 
「真壁づくり」が持つ日本の伝統美を活かしつつ、「外張り断熱」によって現代の高い住宅性能を実現した事例です。懐かしさと新しさが同居する、快適で落ち着きのある住まいが完成しました。
 ▶ひのきが美しい「真壁」の家をさらに見る
 
「真壁づくり」は、木の家の本当の価値を引き出す工法です
「真壁づくり」は、単なるデザインや「古民家風」といった好み(テイスト)の問題ではありません。 それは、木が持つ「調湿」「香り」「美しさ」といった能力を最大限に引き出し、同時に「高断熱」「高耐久」という現代の住宅性能をも両立させるための、最も合理的で贅沢な工法です。
特に、高品質な「ひのき」をふんだんに使い、「外張り断熱」で性能を担保するサイエンスホームの家づくりにおいて、「真壁づくり」は絶対に欠かせない要素です。
この記事でお伝えした「真壁づくり」の魅力や、ひのきの家が持つ心地よさ、そして「外張り断熱」による高い性能について、さらに詳しく知りたいと思いませんか? サイエンスホームの家づくりのすべてが詰まった資料をご用意しています。まずは資料請求で、その違いをじっくりとご確認ください。






 
  
 











